骨盤底筋について

骨盤底筋(群)とは、「骨盤の底」にある筋肉で膀胱・子宮・直腸などの臓器を支えています。
妊娠・出産による損傷や、加齢や肥満・運動不足による衰えにより骨盤底筋がゆるんでしまうことがあります。骨盤底筋がゆるむことで、尿もれや便秘、腟の緩み、性機能障害、骨盤臓器脱などの症状につながります。
骨盤底筋体操やフェムテック機器など、「尿もれ・腟トレ対策」には様々な選択肢が出てきています。
目次
骨盤底筋マシン「フェミゾン」
骨盤底筋マシン「フェミゾン」は、高密度焦点式電磁(HI-EMS)を用いて骨盤底筋を強化するトレーニングチェアです。
HI-EMSは運動ニューロンを選択的に活性化させ、通常の骨盤底筋体操では到達できない強力な筋収縮(超極大筋収縮)を引き起こします。
このような筋収縮は膀胱を支えている骨盤底筋の筋力と張力を増強させ、排泄のコントロールを取り戻します。
また、骨盤底筋は内転筋や腹横筋、インナーマッスルと連動しているため、筋力アップによりその他部位にも効果が期待できます。
使用中の痛みなどはありません。電磁刺激により筋肉が収縮する感覚がありますが、自分に合う強度に調整することができます。
骨盤底筋マシン「フェミゾン」の特徴、効果
◎1回30分間、座るだけ
1回30分間、服を着たままトレーニングチェアに座るだけで、深部の筋肉組織に強力な収縮を誘発します。
まずは1回30分、週1〜2回の頻度で計6回のトレーニングがおすすめです。その後は維持を目的とした月1〜2回のトレーニングに切り替える方が多いです。
◎尿漏れ、ポッコリお腹、姿勢の改善

骨盤底筋群(腟、肛門など)の筋力増強、骨盤底筋群の筋肥大、張力の増強により、尿漏れ症状の改善、頻尿の改善、性的満足度の向上、性機能改善が見込めます。
副効能として、ヒップアップ、姿勢の改善、お腹周りのサイズダウンにも効果が期待できます。
注意が必要な点
- 施術後、トレーニングをしたように筋肉痛が発生することがあります。
- 一時的な筋肉痙攣が発生することがあります。
- 関節や腱における一時的な痛みがあることがあります。
上記はいずれも通常4日間以内に自然に治まるものです。
禁忌
下記に当てはまる項目がある場合、使用をお控えください。
- ■体内に異物が在る方
- ペースメーカー、除細動器、神経刺激装置のインプラント、電子インプラント、金属インプラント、金属製子宮内避妊具など
※歯のインプラントを除く。ピアス等、脱着可能な場合は外した状態で施術可
※IUS(ミレーナ)は移動・脱落の報告がありますが、自然発生率と同等です - ■悪性腫瘍、癲癇、血液障害と診断されている方
- ■妊娠中の方
- ■血液をサラサラにするお薬を服用中の方
- 主治医にご相談ください。
- ■心肺機能に不安がある又はその治療中の方
- 主治医にご相談ください。