JR玉造駅から徒歩約1分。大阪市東成区の「たまつくりクリニック」です。内科・皮膚科の専門医師(女性医師)による2診体制。内科は循環器内科として生活習慣病、心疾患を専門に総合診療にも力を入れ、皮膚科は一般・アレルギー・漢方・美容と幅広く取り組みます。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは?

アトピー性皮膚炎 小児期 アトピー性皮膚炎は、周期的に痒みを伴う湿疹の状態を指します。多くの場合、乳児期から始まり、時には小児期に症状が減少することもあります。
しかし、その一方で、症状が持続し、成人期にもなお、アトピーの兆候に苦しむ方も少なくありません。統計的に見ると、小学校入学時の子供の約15%がこの症状を示し、中学生になるとその数は約8%に減少することが分かっています。一般的に、年齢と共にアトピー性皮膚炎の重症度は減少する傾向にあることが確認されています。

目次
   

アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の起因は複数存在し、その中でも「アレルギー的背景」や「皮膚の防護機能の低下」など、体の敏感さが関連していると考えられています。アレルギー的背景には、いくつかの特徴が考えられます。

例として、本人やその家族に、アレルギー性鼻炎や気管支喘息、結膜炎などのアレルギー反応を示す症状が存在する場合や、IgE抗体の産生が活発な体質を持っていることが挙げられます。
軽度の皮膚炎には、通常、低いIgE値が関連することが多いとされています。皮膚炎の症状が悪化する原因としては、適切な治療を受けていないことが主因となることが多いです。それに加え、日常の生活環境や職場の状況、ダニ、ペットの毛、アレルギーを引き起こす物質、気温や湿度の変動、飲酒や感染症、さらには心的ストレスなどが、皮膚の状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

私たちの診療所では、39の主要なアレルゲンに対するアレルギー反応を一度の採血で確認できます。(保険適用の検査も行っています。)

アトピー性皮膚炎の症状の特徴

アトピー性皮膚炎の患者は、身体の両側に一致する形で症状を示すことがよくあります。特に、痒さが特徴的で、湿疹もしばしば伴います。乳児の場合、症状が2ヶ月以上続くことが一般的で、幼児では6ヶ月以上持続することがしばしば観察されます。その症状は、額、目の周囲、口元、耳周辺、首、関節の内側や体の中央部など、特定の部位に現れる傾向があります。また、年齢によってその症状が出る位置が変動します。

具体的には、乳児の場合、頭部から始まり徐々に手足へと広がることが多いです。
対照的に、幼児期には、首や関節部に湿疹が見られ、思春期や成人になると、顔や上半身、特に首や胸部に症状が集中することがあります。

アトピー性皮膚炎の患者は、伝染性軟属腫や伝染性膿痂疹などの感染症になりやすいことも知られています。特に重症の場合、強烈な痒みにより、目を擦るなどの行動を繰り返すため、白内障や網膜の問題が生じるリスクが高まります。患者はこのような症状の進行に注意を払い、適切な治療を受けることが重要です。

アトピー性皮膚炎の診断方法

アトピー性皮膚炎は、独特の皮疹の特徴から、外観での診断が主に行われます。
症状の程度を正確に判断し、最適な治療を行うためには、皮疹が体のどの範囲に広がっているかや、皮疹の重症度、液体が滲み出ているかどうかなどの詳細な評価が必要です。加えて、血液検査を行い、IgE値や好酸球数、TARC値などを参考に症状の重さを評価することも行われます。

アトピー性皮膚炎の治療法

アトピー性皮膚炎 症状をコントロール かつてアトピー性皮膚炎の管理は難しいものでしたが、現代の注射や内服薬などの治療技術、特に全身への治療方法の進化により、日常生活をより快適に過ごせるよう効果的に症状をコントロールすることが可能となっています。

◎アトピー性皮膚炎の外用療法

アトピー性皮膚炎を効果的に治療するためには、炎症とかゆみを適切に管理することが不可欠です。継続的な炎症は皮膚の保護機能を弱め、掻き傷による皮膚のトラブルも引き起こします。ステロイドの外用薬は、これらの症状を対処するための基本的な治療方法として広く採用されています。適切な使用を心掛けることで、安全に効果を実感することができます。

ステロイド以外の外用薬として、炎症を抑える効果が高いプロトピック(タクロリムス)が知られています。この薬は特に顔や首の部位に使用されることが多く、皮膚が薄くなるというステロイド特有の副作用がありません。また、正常な皮膚に塗ってもほとんど吸収されず長期にお使いいただけます。ただし、使用初期に皮膚の刺激(ほてり、ヒリヒリ、かゆみ)を感じることがあるかもしれません。ステロイド外用薬との併用により、より効果的な治療が期待できます。外用薬に加えて、抗アレルギー薬の内服は、かゆみを和らげるのに役立ちます。

新しい外用薬として、2020年にデビューしたコレクチム(デルゴシチニブ)も注目されています。この薬は副作用が少ないため、長期的な使用が考えられ、2歳以上の子供からも利用可能です。

近年のアトピー性皮膚炎の治療アプローチは、症状が現れる前の予防的治療、いわゆる「プロアクティブ療法」が注目されています。これは、一度治まった症状が再発しづらいように、治療を継続する方法です。 私のクリニックでも、このアプローチを推奨し、患者様に指導しています。

◎アトピー性皮膚炎の治療進化(全身療法)

近年、中等症から重症のアトピー性皮膚炎患者さんのための新しい全身療法が注目されています。全身療法は、特定の部位のみに対する治療でなく、体全体へのアプローチを意味します。一部の旧来の経口治療薬は、使用に際して長期的な副作用のリスクがあったため、限られた期間の使用が推奨されていました。

◎最新技術による生物学的製剤

この分野での技術革新により、生物学的製剤が開発されました。これは生物が合成する特定のタンパク質を用いて製造された薬で、主に注射や点滴によって体内に取り入れられます。2018年には、デュピクセント(デュピルマブ)が登場し、外用薬との併用で症状の改善をもたらすことが示されました。新たな生物学的製剤ミチーガ(ネモリズマブ)も、2022年に導入され、特にかゆみの軽減に効果があるとされています。

◎JAK阻害薬の進化

JAK阻害薬は、免疫システムの過剰な活動を抑制することで、アトピー性皮膚炎の症状を軽減することが期待されています。これらは経口薬として提供され、関節リウマチの治療でも使用されるなど、その効果と安全性が確認されています。近年、新しいJAK阻害薬が複数登場、(2020年にオルミエント(バリシチニブ)2021年にリンヴォック(ウパダシチニブ2021年末にサイバインコ(アブロシチニブ))し、それぞれが異なる特性を持ちますが、日々の服用により症状の改善を目指します。

◎高額な治療のサポート

新しい治療方法は、高額なコストがかかることが多いですが、さまざまな医療補助制度が用意されています。そのため、伝統的な治療で十分な効果を得られない方は、これらの新しい治療法を検討する価値があります。

●治療方法の選択は慎重に
私の診療所では、単なる症状の改善だけでなく、患者さんの生活習慣やニーズを考慮に入れ、最適な治療を提供することを心掛けています。治療法に関してのご質問や不安がある方は、いつでもご相談ください。

アトピー性皮膚炎の悪化要因の評価と予防策

唾液や汗、髪の摩擦、衣類との摩擦などが症状を悪化させる可能性があります。選ぶ髪型や衣服の素材、さらにはシャンプーや石鹸の残りを避けるなどの注意が必要です。また、皮膚の掻き傷からの刺激を最小限に抑えるため、定期的に爪を切ることが勧められます。さらに、ダニや花粉、動物の毛、食べ物などの潜在的なアレルゲンも症状を悪化させる可能性があるため、これらの要因に対する適切な対策が重要です。

私たちの診療所では、多くのアレルゲンに反応しやすい体質を持つ患者のために、様々なアレルゲンを一度に検査できるサービスを提供しております。(保険対応可)

スキンケアの重要性

スキンケア 皮膚のバリア機能や保湿性が低下している場合、適切なスキンケアが不可欠となります。薬に頼るだけでなく、日常的なケアがアトピー性皮膚炎の管理には欠かせません。定期的な皮膚の清潔さの確保(バスタイム、シャワー等)と保湿クリームやローションの使用は、皮膚のバリアを強化し、外部からの刺激やアレルゲンの侵入を防ぐ手助けとなります。

アトピー性皮膚炎を抱える多くの人々は、目に見えないかもしれませんが、皮膚が乾燥している状態にあります。それゆえ、全身に保湿剤を定期的に塗布することが推奨されます。乳児期のアトピーの予防に関しては、生まれたばかりの赤ちゃんにも保湿ケアを施すことで、発症リスクを減少させることが可能です。

入浴に関するアドバイスとして、湯温は38~40℃が最適とされます。石鹸を使って体をきれいにすることは、皮膚の健康を保つ上で大切ですが、特に乾燥が気になる場所や季節には、石鹸の使用頻度を調整し、刺激の少ない製品を選ぶことが良いでしょう。

アトピー性皮膚炎の予防策として、皮膚の保湿や清潔さの維持が先決です。掻きむしることは症状の悪化を引き起こすため、掻かないような環境を整えることも重要です。

アトピー性皮膚炎は長期的な治療を要する場合が多く、症状が見られなくなったとしても再発のリスクは常に存在します。そのため、継続的な外用薬の使用や、健康的なライフスタイルの維持が求められます。アトピー性皮膚炎との共生を目指し、適切なケアを続けることが大切です。

<監修>
たまつくりクリニック 院長
南方 大和

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