JR玉造駅から徒歩約1分。大阪市東成区の「たまつくりクリニック」です。内科・皮膚科の専門医師(女性医師)による2診体制。内科は循環器内科として生活習慣病、心疾患を専門に総合診療にも力を入れ、皮膚科は一般・アレルギー・漢方・美容と幅広く取り組みます。

多汗症

多汗症とは?

多汗症

多汗症は、汗の量が非常に多いため日常生活に支障が出ている状態を指します。多汗症はいくつかのタイプに分類され、それぞれが異なる原因を持っています。

◎続発性多汗症

他の医療状態が原因となって発生する場合。これには、特定の疾患や病状が関与しています。

◎原発性多汗症

特定の明確な原因なしに発生します。体の特定の部位に影響を及ぼし、ストレスや温度に関わらず発汗が見られます。

多汗症は発汗する部位によっても「全身性多汗症」と「局所性多汗症」とに分けられています。
局所性多汗症は、主に局所的な範囲に影響を及ぼすことが多いです。特に、脇下、手、足など、汗腺が集中している部位でよく見られます。これらの部位は、環境や精神的ストレスに反応して、通常よりも多くの汗を生じる可能性があります。

目次
   

多汗症の原因

多汗症は、過度の汗を生成する状態で、さまざまな原因が考えられます。発汗の原因が突き止められる続発性多汗症は、他の病状や疾患(感染症・神経性疾患・糖尿病・低血糖・内分泌代謝異常など)、外傷や悪性リンパ腫といった局所的な神経障害が原因となる場合があります。また、解熱剤や向精神薬、ステロイドといった薬物の副作用が引き金となって現れるタイプです。

原発性多汗症の場合、発汗の過剰な原因は明確ではありません。このタイプの多汗症は、交感神経の活動の増加や、他の未知の因子によって引き起こされる可能性が考えらてますが、まだはっきりと共通の見解があるとはいえません。特定の状況や精神的ストレスで顕著になる可能性があり、特に社会的、職場でのストレスが、発症に影響を与える可能性があります。また、家族歴も重要な要因となり得るため、家族に同様の症状のある方は注意が必要です。現在も研究が続けられており、新たな発見が期待されています。

多汗症の診断

多汗症の診断基準について説明します。局所多汗症は特定の部位に異常に多く汗をかく病状で、明確な原因が見当たらず、6ヶ月以上持続する場合に診断の対象となります。以下の基準のうち、2項目以上を満たす場合に該当する可能性があります。

◎多汗症の診断

  • 初めて症状が現れる年齢が25歳以下。
  • 体の同じ部位で均等(対称的)に汗が出る。
  • 寝ている間には汗が出ない。
  • 週に1回以上、過度の汗が出るエピソードが発生
    (例:文書に手を置くとインクが滲む)。
  • 家族にも同様の症状を持つ人がいる。
  • 日常生活に困難を感じる
    (例:人と手をつなぐのが難しい、衣服に汗の跡が残り気になる)。

診断をさらに確認するためには、発汗テストが行われることもあります。一般的なテスト方法には、ヨード-デンプンテストがあります。これは、発汗部分にヨード紙を当て、暗く変色する度合いから発汗の状態を視覚的に評価するものです。発汗が軽度であれば特定の部位だけが変色し、重度であれば広範囲が変色します。これにより、症状の重さも評価することができます。

多汗症の治療

多汗症の治療法について説明いたします。原発性局所多汗症の診療ガイドラインに従い、いくつかのアプローチが提案されています。

◎最初のステップ

最初のステップとして、塩化アルミニウムを含む外用薬の単純外用/密封療法の有効性が使用が提唱されています。これは、手、足、脇の下などの汗が多い部位に適用される方法です。副作用として刺激性皮膚炎が発生する可能性がありますが、それには適切な治療が行われます。

◎掌蹠多汗症の場合

掌蹠多汗症の場合、イオントフォレーシスという治療法も選択肢も存在します。そして、外用薬が効果的でない場合には、A型ボツリヌス毒素(BT-A)の注射も考慮されます。ツリヌス菌が作るタンパク質を精製した薬剤を注射する方法で、交感神経から汗腺へ伝わる刺激ををブロックして汗の生成を抑制するもので、効果は約4~9ヶ月持続します。

◎全身性の多汗症

全身性の多汗症には、内服薬としてプロバンサインが処方される場合もあります。
非常に難治性の症例、特に手の汗に関しては、外科的手法である胸腔鏡下交感神経遮断術(ETS)も選択肢に含まれることがあります。

◎保険の適用

保険の適用に関しては、いくつかの治療が自己負担となる可能性があります。例えば、塩化アルミニウムの外用薬は自費診療となっています。また、ボツリヌス療法も、日本では2012年から重度腋窩多汗症には保険適用となったものの、手の平や足の裏、頭部については保険適用外です。

◎新しい多汗症治療薬

最近では、エクロックゲルという新しい多汗症治療薬も開発されました。
日本で初めて保険適用された原発性腋窩多汗症の外用薬「エクロックゲル5%」は、2020年11月に市場に登場しました。この薬は、エクリン汗腺の受容体に作用し、アセチルコリンの結合を阻止することで汗の生成を制御します。

使用方法は非常に簡単で、1日1回、汗を多くかくワキの部分に塗布します。効果を感じるまでには、約2週間かかる可能性があります。臨床試験の結果、使用者の80%が汗の量が減少したと感じ、60%の人が日常生活において顕著な改善を感じたと報告しています。

さらに、2022年5月には、「ラピフォートワイプ」という新しいシート型の薬も発売されました。この薬もエクロックゲルと同様に、エクリン汗腺に作用し、過度の発汗を抑制します。このシート型の薬は一度使い切りタイプで、使いやすく衛生的です。

これらの新しい治療法は、従来の治療法のいくつかの問題点、例えば塩化アルミニウムローションの保険適用外の問題や、ボツリヌス注射における痛みなどに対する解決策として注目されています。

多汗症の予防と注意事項

多汗症

多汗症の予防と管理に関して、特定の原因がない場合もありますが、生活習慣の改善が効果的な方法として推奨されます。ストレスは交感神経を刺激する要因の一つであるため、ストレスを管理する方法を日常生活に取り入れることが重要です。

食事に関しては、刺激の強い食品(唐辛子などの辛い食材、かんきつ類などの酸っぱい食材、コーヒーなどカフェインを含むものなど)やカフェインを多く含む飲み物は避け、バランスの取れた栄養が摂れる食事を心がけましょう。また、タバコやアルコールの摂取も控え、十分な睡眠を確保することが望ましいです。

心の健康にも注意を払い、ストレス解消のために適度な運動を取り入れると良いでしょう。また、リラックスできる時間を確保し、心身の緊張を和らげる方法を見つけることが重要です。

多汗症は、社交活動や人間関係に影響を及ぼす可能性があります。この症状に悩んでいる場合、専門の医師に相談し、適切な治療を受けることをお勧めします。これにより、症状の改善だけでなく、日常生活の質の向上も期待できます。

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